ホログラムカラーに変更する-Photoshop

このサイトのブログは、二人で書いているサイトで、相方Tenの記事はまるで深層水ぐらい深くニッチでディープな情報がぎっしり詰まってます。たぶん多くの人は「で、それって美味しいの?」って思っちゃうかもですが、一部のこだわり派にはかなり有益な内容になっています。
そして、たまにXで告知なしの記事や配布もありで、嬉しい拾い物をすることもあるかも。
ブログは途中から料金制ってこともなく、お得感のあるサイトとなっています。
たまに、品のない広告が勝手に表示されちゃうのは申し訳ないです。そういうのは消しているんですが、イタチごっこです泣。ブログを維持していく為の広告ですのでご理解ください。
今回の記事は、Xでホログラムカラーの投稿にイイネを沢山いただきましたので、画像をホログラムカラーにするやり方です。
もちろん前回配布したメタルスタイルを使った文字(下図)にも効果を出せます。

まずPhotoshopのグラデーションマップを知る必要があります。
ちょっと今回文字多いですが、読むのが苦手な方にはご勘弁を
そんなに難しくないので諦めないでくださいね。
グラデーションマップとは
レイヤーに追加したグラデーションマップより下にある画像の色を、設定したグラデーションに置き換えることができます。
- まず色を変えたい素材の画像を用意します。
(最初はモノクロ画像に適用させるのが分かりやすくて良いと思います。) - その画像を選択した状態で、下図の通りグラデーションマップを追加します。

- レイヤー1(画像)の上にグラデーションマップが追加されます。
- 画像の濃淡が設定されいてるグラデーション色に変わります。
- 次にグラデーションマップにクリッピングマスクを適用します。

クリッピングマスクについて
直下のレイヤーのみグラデーション効果を出せます。
グラデーションマップ直下のレイヤーに透明部分がある場合は、透明部分は切り抜かれます。
下のレイヤーに透明部分が無い場合は、マスク効果はありません。
選択範囲を実行している状態でクリッピングマスクした場合は、選択範囲でマスクされます。
腕時計にグラデがマスクされました。

グラデーションマップの仕様
下図を見てみると、
黒(色が濃い)———白(色が薄い)が、
青(色が濃い部分)—–黄色(色が薄い部分)になっているのがわかります。

↓赤い線が白に近い明るい部分。青線が黒に近い濃い部分に。

グラデーションマップの使い方は以上です。あとはホログラムのグラデに設定するだけです。
ホログラムは下図のグラデーションを使っています。
色は、自由に変えて試してみてください。色相を変えるだけで雰囲気がガラッと変わるので楽しいですよ。

補足:グラデーションを使う際に出て困るシマモヨウ
グラデーションでたまに起こる“バンディング”色相の縞模様が出てしまうやつです。
グラデーションの「バンディング(banding)」とは、本来滑らかに変化すべき色のグラデーションが、はっきりとした段階(帯状)に見えてしまう現象を指します。デジタル画像でよく見られる問題で、特に背景の空や滑らかな陰影など、微細な色の移り変わり(濃度変化の少ない部分)がある場面で目立ちます。
例えば8bit(各色256階調)で指定の距離では滑らかなグラデーションに必要な階調が足りずに段差ができます。
対策としては
ディザ合成の使用
微細なノイズを加えて、色の段差を目立たなくする。
ノイズの追加
目立たない程度にノイズを加えることで境目をぼかし滑らかに見せる事が出来る。

色深度を上げる
8bitから16bitや32bitモードで作成すると、より多くの色が表現できバンディングが起きにくくなる。
しかし、サポートするアプリケーションでしか利用できない。
階調の調整
バンディングが生じる部分の諧調の変化を大きくしたり、グラデーションの幅を調整する。
Illustratorのブレンドでもバンディングが起こる理由を詳しく知りたい方は、相方Tenのブログに説明があります。コチラ→【Illustratorのグラデーションチェッカー】