JavaScriptの商標について
どんどん湿度が高くなってきてお外を移動するとどろどろになりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。わたしはギャッツビーのボディーシートを購入してみたんですけど、アルコールきついしメントールがちょっと痛い目でつらいです。
まあ、それはいいんですけど、JavaScriptって商標登録されてたよなってAdobeStockのIP関連のページ見てて思いました。
https://helpx.adobe.com/jp/stock/contributor/help/known-image-restrictions.html
JavaScriptはNetScapeが搭載していたLiveScriptが前身だったかと思いますけど、なんでOracleが商標持ってるんだよって思いますよね? で、調べておきました。
NetScape自体がSun Micro Systemに吸収されて以降に縁もゆかりないScriptに対してJavaScriptって名前に変えちゃったところがスタートとなります。Sun Micro Systemはこの名前の商標を登録しました。で、その後の業績低迷でOracleに身売りしたって言う経緯なんですけど、Oracleって企業はああいった気質の企業ですから、まわりはなんとも言えないわけですね。おかげで標準化される際もECMA Scriptって名前になってます。
まあ、大きな訴訟なんかになったって話も聞きませんから静観しているんでしょうけど、あそこは動くときは動くんでねぇ…
いいかげん手放してしまえばいいのにって思いますね。商標自体には価値はありませんから。
と、まあそういうことで、先のknown-image-restrictionsページについてお話しておきます。
Adobe Stockに登録されている画像の中にも様々な風景があるんですけど、このページに記載された建築物なんかが写ってるものも存在します。
とてもグレーなんですけど、町並みとして風景の一部に存在する場合は許容される場合もあります。なので、AdobeStockにこれらの写真が登録されている事自体が違法だとはいい切れません。
問題はユーザーの使い方も絡んできて被写体としてこのページに記載された物や建築物をトリミングして使用すると権利侵害となります。中にはどーんと被写体として捉えられた写真なんかもありますが、多くの場合チェック漏れということだと思われるものです。
ユーザー側から見ると、IP関連の違反自体は故意でない場合はAdobe側からどうということは無いんですけど、権利ホルダー関係者からもっと厳しい追求が来たりします。
場合によっては高額請求となることもあります。AdobeStockを利用する場合、このIP関連のリスクに対する補償はあるんですけど、訴訟となると自身が矢面に立つ必要が出てきますし、取られる時間も半端ではありません。AdobeStockなどのロイヤリティフリーストックを利用しているからと安心せず、こういった権利関係についても学んで安全にご活用いただけたらと思います。