簡単にトレースできる機能-Photoshop

今回は便利なのに知らない人が多いPhotoshop機能の紹介です。
Photoshopを使って画像の輪郭をパスにしたい方必見です。Photoshopの「コンテンツに応じたトレースツール」は、画像内のエッジ（境界線）をAIが自動で検出し、クリックやドラッグだけで簡単にパス（ベクター線）を作成できる非常に便利な機能です。
従来のペンツールよりも直感的で、ロゴのトレースや複雑な形状の切り抜きに役立ちます。
準備：ツールの有効化
このツールはデフォルトでツールバーに表示されていない場合があります。見当たらない場合は以下の手順で確認してください。
1　ツールバーの「ペンツール」を長押しします。
2　メニューの中に「コンテンツに応じたトレースツール」があるか確認します。
3　もし無い場合は、編集→環境設定→テクノロジープレビューを開き、「コンテンツに応じたトレースツールを有効にする」にチェックを入れてPhotoshopを再起動してください。

基本的な使い方
手順1：画像を開く
トレースしたい画像（ロゴ、イラスト、写真など）をPhotoshopで開きます。背景と被写体のコントラストがはっきりしている画像ほど、きれいにトレースできます。
手順2：ツールを選択し、詳細度を調整
「コンテンツに応じたトレースツール」を選択すると、上部のオプションバーに「詳細」「ディテール」というスライダーが表示されるのでパスにしたい部分を調整します。
手順3：パスを作成する
画像の上にマウスカーソルを合わせると、AIが認識した境界線が表示されます。その境界線をクリックすると、その部分がパスに変換されます。
たったこれだけです。これからは簡単にトレースできそうですね。