アピアランスで作る「超リアルな紙質」-Illustrator

今回は、無機質なベタ塗りの図形が、一瞬で「手に取れそうな紙」に変わる。そんな驚きのテクニックを紹介します。
まずは、紙の画像（パターン）をPhotoshopで作成又は生成し、Illustrator上のアートボードに準備します。
（印刷の場合、必要な解像度で作成してください。）
メニュー　→　ファイル　→　配置 から画像を選択し、アートボード上をクリックし配置します。
配置した画像を選択した状態で、画面上部の「コントロールパネル」または「プロパティパネル」にある [埋め込み] ボタンをクリックします。
画像が埋め込まれた状態であれば、スウォッチへの登録が可能になります。
埋め込んだ画像を選択　→　スウォッチパネルへドラッグ＆ドロップします。
パネル内にパターンが追加されます。
次にアピアランス設定です。アピアランスパネルを開く メニュー　→　ウィンドウ　→　アピアランスを選択してパネルを表示します。
「文字ツール」でテキストを入力します。
まずアピアランスの塗りと線を“なし”にする。
新しい塗りを追加し画像のように設定します。
オレンジの塗りは先ほどスウォッチに登録したパターンを指定します。あとは文字に立体感を出すための光と陰をアピアランスパネル下の「fx」から【背面オブジェクトで型抜き】と【変形効果】を適用させて作成すれば完成です。
数値はただの見本なので適宜変更してください。