Illustrator2025(29.0)の新機能

最終更新日

Illustrator2025(29.0)の新機能で「パス上オブジェクト」を紹介します。

コレかなり使えます!まだまだ改良されるともっと便利な気もしますが、今後のアプデに期待しつつ現状使える機能の説明をしますね。

まず下の様にオブジェクトを用意します。

用意したオブジェクトを全て選択した状態で、スナップを適用させます。

スナップを適用させたら、沿わせたいオブジェクトをクリックするだけです。

クリックすると瞬時にオブジェクトがパスに沿って配置されます。

この操作で変更が可能なのは、

  • 配置したオブジェクトの向きの変更
  • オブジェクトの位置の変更
  • 沿わす基準点の変更

小さな丸い円の中をマウスでグリグリするだけです。

パス上オブジェクトのオプションについて
現在の仕様ではスナップ先パスに対するスナップ位置(ピボット)と相対角度がオプションで指定できるようになっています。角度入力のドロップダウンでは30°毎の値が入力可能です。直接入力する場合は実数値(小数点以下の細かい数値)も入力できます。また、ピボットは9か所が選択可能です。 開始位置は実数値で制御されます。スペースも実数値で管理されてはいるものの増減値は1ポイント単位となります。開始位置及びスペースはオプションでの管理はありませんのでドラッグで調整してください。

配置したオブジェクトを編集したり、option+ドラッグ&ドロップ/alt+ドラッグ&ドロップでコピーを増やす事や、選択しdeleteで削除する事も可能です。

パス上オブジェクトをIllustratorの以前のバージョンで開いた場合
ver.28などの古いIllustratorでパス上オブジェクトを含むドキュメントを開いた場合、VersionedContentsという仕組みが利用されます。ver.29はファイルを保存する際にパス上オブジェクトをver.29ネイティブの構造で保存する部分とver.28等の以前のバージョンで読み込む部分の2つの構造をファイルに保存します。ver.29で開いた際はパス上オブジェクトとして開かれますが、ver.28以前のバージョンで開いた際は通常のグループ化されたオブジェクトとして開かれます。

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