Selection Maker for AI CS6&CC

かなりお節介系のエクステンションです。「選択メニュー」をそのまんまパネルにしてみました。利用したのはConfigurator 4です。おそらく世界広しと言えどConfiguratorでこれを作るのはわたしぐらいだろうと思います。もちろん改変したConfiguratorを利用しているのが主な原因ですが、Illustrator上でメニュー項目をinvokeする手段と言うのも一般的とは言いがたいというのも理由の一端ではあります。
以前から申しています通り、AIのオブジェクトモデルはすっかすかで、なおかつ存在するプロパティ及びメソッドに関しましても解説が充分ではないのです。もちろん仕事に利用する訳ですから、そんな事で諦める事は出来ないのです。ですから、あの手この手を最大限に活用して自身の手においてオブジェクトを洗い出して行かなければならない訳です。前述のメニューコマンドについても系統だった資料は存在しません。メソッドだけ解説されても使えるわけないですよねぇ。

という事です。調べものしたついでにまとめてついでに応用例を作った次第です。まあ、あれです。Configurator 4に関する諸々の集大成的な意味合いもあったりします。実際のところ、選択変えるのってドロップダウンびろびろめくらないとたどり着かないとか、以前から面倒だと思っていたのもじじつですしね。
パネルになったので、どの機能に対してもワンクリックで到達出来るという親切設計。もちろん、要らないときは折り畳んでおけば邪魔になりません。
では、先にこちらをご覧下さい。

app.executeMenuCommand(‘about’);

実行するとAdobe Illustratorについて…を表示してくれます。メニュー項目をinvokeしてくれるメソッドなのです。問題はメニュー項目の名前が一切公開されていない事です。英語版のメニューは近いのですが、全てがおなじというではありませんのでこれも使えないと…
色々調べた結果、選択メニューは以下の様になっています。

Selection Hat 1
Selection Hat 2
Selection Hat 3
Selection Hat 4
Selection Hat 5
Selection Hat 6
Selection Hat 7
Selection Hat 8
Selection Hat 9
Selection Hat 10
Selection Hat 11
Selection Hat 12
Area Text Objects menu item
Point Text Objects menu item
Text Objects menu item
Stray Points menu item
Clipping Masks menu item
Brush Strokes menu item
Bristle Brush Strokes menu item
Find Link Block Series menu item
Find Symbol Instance menu item
Find Style menu item
Find Stroke Weight menu item
Find Stroke Color menu item
Find Opacity menu item
Find Fill Color menu item
Find Fill & Stroke menu item
Find Blending Mode menu item
Find Appearance Attributes menu item
Find Appearance menu item
Inverse menu item
Find Reselect menu item
deselectall
selectallinartboard
selectall

ね?メニュー項目とは似ても似つきませんw
これをコンフィグレータに突っ込んだのがこちら。

selectionPanel.png

ついでにマルチリンガル化も

multiLingual.png

最後にインストーラです。CD6版とCC版があります。

select_cs6.zxp
Select_cc.zxp

ten_a

Graphic Designer, Scripter and Coder. Adobe Community Professional.

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