Illustrator SDK Primer 1

Illustratorの自動処理なんかの頂点に君臨なさっておられるSDK様ですが、とりあえずヘッダファイルが一番のドキュメントと言うのは変えようがありません。しかし、ここらへんというのは日本語で書いてくれるわけでもなく、詳細な解説も期待できません。ですからプラグインの開発の道と言うのは、このドキュメント達をエスパーする戦いでもあります。特に構造体とかの説明がとても舌っ足らずで理解するのに一手間必要だったりするととても殺意が湧いてきそうなので大変ですが…
まあ、大変たいへんと繰り返していても前に進みません。ですから、皆様にある程度役に立つものを提示して見たいと思います。


PICA APIリファレンス
http://kb2.adobe.com/jp/cps/511/511681.html
まず目を通す必要があるのがこのドキュメントです。最終更新が1997年という古いものです。きっとカビも生えています。でも基本的なアーキテクチャを理解するためには必須の文書であることには変わりません。なにより日本語で読むことが出来るというメリットが大きいのです。真っ先に読んでおくべきです。後でヘッダを読んでみるとよくわかりますが、ver.7から変化しない代物とかも結構あります。

IllustratorCC2014 SDK
http://www.adobe.com/devnet/illustrator/sdk/eula_cc1.html
ダウンロードはこちらです。これがないと始まりません。

CC Extension Builder for Bracket
https://github.com/davidderaedt/CC-Extension-Builder-for-Brackets
はい、わたしの専門なのですが、Adobe Extension SDKというのがあります。こちらがオリジナルですが、今回の趣旨としては、CEPエンジンに乗っかるエクステンション開発ではなくあくまでもPLUGINにこだわります。なので、ADMが破棄された現状ではこのUIが必須となるのです。
こちらのディビッド氏の手によるブラケットエクステンションが簡便で楽ちんなのでおすすめしておきます。もちろんADPのExtensionBuilder3でもかまいません。
このへんのところは、検索かければアンディの記事とかわたしのが読めますからご参考に。

CC Extensions Signing Toolkit
http://labs.adobe.com/downloads/extensionbuilder3.html
そして、このUIのパッケージツールも必要です。使い方は…Readme読んでください。単機能なので、わりと簡単です。

ざっと俯瞰してみて必要なのをリストアップしてみました。次からコードに入ります。

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Graphic Designer, Scripter and Coder. Adobe Community Professional.

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