週末はネットワークケーブル総延長300メートルほどを粛清した次第です。かしめたRJ45が40個ほどということで疲れましたwww
そんなことはどうでも良いのですが、日ごろからアウトライン化するとヒント情報が飛んで太く見えちゃうって言っていますが、みなさんはこのヒント情報ってどんなものか知っていますか?
ヒント情報というものは基本的にアウトラインフォントを小さなサイズで表示する際の表示品質を向上させるための機能です。今回はOpentypeFont(CFF)のヒント処理について概要を説明します。
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CFF2で廃止されたオペレータと代替取得方法
えーと、暑いんだか涼しいんだかよくわからない昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか。
最近少し忙しくなってきたので、疲れました。
で、なんてことはないんですけど、Open Type Fontテーブル関連調べててCFF2でCFFにあったオペレータがごっそり削除されたのでちょっとメモしておきます。
1バイトオペレータ
- 0x00…version
- 0x01…Notice
nameテーブルのCopyright文字列(name ID 0)及びTrademark文字列(name ID 7)を参照。
- 0x02…FullName
nameテーブルのFull Name文字列(name ID 4)を参照。
- 0x03…Family Name
nameテーブルのTypographic Family Name文字列(name ID 16)を参照。存在しない場合はFamly Name文字列(name ID 1)を参照。
- 0x04…Weight
OS/2テーブルのusWeightClassを参照。
- 0x05…FontBox
headテーブルのxMin、xMax、yMin、およびyMaxフィールドの組み合わせより生成します。これらはデフォルト値のみの場合であり、概算にすぎませんが、CFF1インタープリターでの値を導びくにはは十分な精度があります。
一部のインタープリターはこれらの値を使用してグローバルカラーリングのヒントに影響を与え、この数値を利用してフラット化パラメーターを設定します。
- 0x18…Copyrigh
nameテーブルのCopyright文字列(name ID 0)を参照。
- 0xd(13)…UniqueID
元来はプリンター側でフォントをキャッシュする際に利用されていましたがサードパーティ製フォントのコンフリクトによる信頼性の低下とハードウェア性能の向上によるキャッシュパフォーマンスの相対的な低下等の理由により廃止されました。
- 0xe(14)…XUID
不要。UniqueID参照のこと。
- 0xf(15)…charset
必要な場合、グリフ名をver.2.0のpostテーブルに盛り込む事が可能です。
- 0x10(16)…Encoding
cmapテーブルを参照。
- 0x12(18)…Private
不要。CFF2では、PrivateDICTは常にFontDICTINDEXのFontDICTから参照されます。
2バイトオペレータ
- 0x0c01…IsFixedPitch
postテーブルのisFixedPitchを参照。
- 0x0c02…italicAngle
postテーブルのitalicAngleを参照。
- 0x0c03…UnderlinePosition
postテーブルのunderlinePositionを参照。
- 0x0c04…UnderlineThickness
postテーブルのunderlineThicknessを参照。
- 0x0c05…PaintType
CFF2では相当するものがありません。CFF1互換フォントインスタンスを生成する場合はCFF1のデフォルトである0が選択されます。
- 0x0c14…SyntheticBase
CFF2では相当するものがありません。
- 0x0c08…StrokeWidth
CFF2では相当するものがありません。
CFF1フォントでは、PaintType 2にのみ使用されますが、CFF1互換フォントインスタンスを生成を生成する場合は、PaintType0を使用する必要があります。
- 0xc15…PostScript
CFF1ではPostscriptコードの埋め込みが可能でしたがCFF2では廃止されました。
CFF1ではTop DICTにFSTypeキーを用意し、OS/2テーブルのfsTypeフィールドからフォント埋め込み権限を伝達していました。CFF1へ変換を行う場合は、OS/2テーブルのfsTypeから値を得られます。
- 0x0c16…BaseFontName
CFF2フォントに相当するものはありません。
- 0x0c17(12 23)…BaseFontBlend
CFF2フォントに相当するものはありません。
- 0x0c1e(12 30)…ROS
CFF2フォントに相当するものがありません。Font DICTINDEXに複数のFontDICTがあるCFF2バリアブルフォントからCFF1互換フォントインスタンスを生成する場合、変換されたCFF1フォントはCIDキー付きフォントとして生成する必要があり、使用するROSはAdobe-Identity-0である必要があります。これにより、すべてのGIDが同じ値のCIDにマップされ、セマンティックコンテンツは含まれません。
- 0x0c1f(12 31)…CIDFontVersion 12 31
CFF2フォントに相当するものはありません。CFF1フォントインスタンスを生成する場合デフォルト値である0に設定します。
- 0x0c20(12 32)…CIFFontRevision 12 32
CFF2フォントに相当するものはありません。CFF1フォントインスタンスを生成する場合デフォルト値である0に設定します。
- 0x0c21(12 33)…CIDFontType
CFF2フォントに相当するものはありません。CFF1フォントインスタンスを生成する場合デフォルト値である0に設定します。
- 0x0c22(12 34)…CIDCount
maxpテーブルのnumGlyphsを参照。
- 0x0c23(12 35)…UIDBase
不要。UniqueID参照のこと。
SVGフォントを作ってみよう。
盛夏の候 皆様におかれましてはご清祥の事とお慶び申し上げます。
クソ暑くってやんなっちゃいますけど、みなさん、元気してますか〜?
そういうわたしはほとんど溶けかけなわけです。はっきり言って動きたくねぇ…
と、そんな事言ってても始まりませんので続けてだらだらかいちゃいますが、今回はフォントを作ってみました。そんなこんなでつくりかたのごせつめいでございます。
とりあえずカラーグリフをなんとかしてみたので…
「👶🏼」をInDesignのテキストフレームにコピペするとミッシング・グリフが2つ表示されます。この事からこの絵文字はサロゲートペア2つで構成されているのがわかります。前のコードはベースになるカラーグリフ(例の黄色い顔のやつ)のユニコードを示しています。後ろのコードはカラー変更のための定義用キャラクタみたいです。何という名前なのでしょう。
今回はAppleColorEmojiフォントからグリフ抜き出してなんかしてみるやつをダイジェストでお届けしようと思いました。