Adobe社から来るセキュリティ情報について


さて、定期的にやってくるセキュリティ情報ですが、こういった情報がSNSなんかで適当に流れてきたりすると「怖えぇぇぇ」ってなる方も多いですよね。過去DTP業界はDelDBとかAutostartの洗礼を受けているわけですが、こういったセキュリティ絡みの問題に対する知識がしっかりと定着しているかというとどうでしょうか?
ということで、今回は正しく怖がる脆弱性ということで少しご説明致します。

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InDesignCCさんのOMV

 

みなさま、あと一ヶ月となってしまいました2023年ですが、ご自宅のお掃除は進められていますか?
わたしは休みごとに少しずつ進めておりますので年末までにはすべて完了予定となっています。このところ少し暖かいので外回りをやりましたが、お風呂まわりとかも結構手間なので放置しないよう注意が必要です。あと換気扇とかも……結構残ってますねぇ…

ということで、今回はInDesignにOMV喰わせてスクリプトでパースした代物をお届けしておきます。VSCodeプラグインがver.2になってスクリプトのデバッグが結構楽になりましたが、ObjectModelViewerが無いので調べ物が不便なんで作ったわけです。

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IllustratorCC2023ってやつは…不具合が……

朝晩の冷え込みが急に厳しくなってきたように感じる今日このごろ、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで、今回のIllustrator ver.27でもTop Japanese Prerelease Contributerにクレジットいただいております。


今回のリリースではヒストリーパネルの実装やクロスと重なりといった機能強化が盛り込まれました。残念なことに双方とも大きなバグを抱えたままのリリースとなっています。ヒストリーに関しては当初から挙動を追いかけていましたから、この状態でリリースされたのは痛恨の極みではあります。ともあれ、安定性は年々向上していますので、ひどい扱いをして負荷をかけてもそれなりに安定して動いてくれるのはありがたいです。
という事で、今回は先日リリースされたver.27.0.1での気になる挙動と注意点としてお知らせしておきます。

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BridgeCCでIllustratorファイルの配置情報を参照する

先日BridgeCC上でファイル名のカタカナを変換可能なスクリプトの記事を投げ込んだのは見ていただきましたでしょうか?
まだ見ていない人は遡ってご確認いただければと思いますです。
で、ですね…今回はIllustratorファイルに含まれるリンク情報を開かずに取り出せるものをお届けしようと思った次第です。まあ、開いてパッケージしちゃえばええやん???って思った人、正解です。

でもね、開かずにリンク情報だけ確認できると手っ取り早い事も多々あるわけです。
そんな時、このスクリプトが役に立つのです。

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Swatchのカラー値

なんか今頃になってIllustratorのPantoneスウォッチ削除問題がおおさわぎになっているみたいですけど、かなり前からアナウンスされていたのは知らなかったのか、気にしていなかったのか…

それはいいのですが、わたしも頻度的にPantoneにお布施をするほどではないのでさらさら課金する気はありませんが、そういってもカラー値ぐらいは後で調べられるようになっておこうかなって今更思ったしだいです。

で、スクリプトでそのあたりをなんとかしてみようかと…… 続きを読む……


InDesign、idleTaskの見本

InDesignではタスクを一定時間待った後に実行するというクラスが存在します。これを再帰的に回し続けることで一定時間ごとに同じ処理を繰り返し行う事ができます。
これはアプリケーションの状態監視に利用できる手法であり、通常のイベント処理関連ではカバーできない範囲の処理を一定時間毎にドキュメントの状態を監視することでイベントによるトリガを擬似的に実現します。
今回はルビ処理の為のScriptUIを利用したヘルパースクリプトをサンプルに解説します。

※この記事は以前AdobeForumに提供していたものですが、システム変更時に「自動処理総合フォーラム」諸共破棄された記事を再編集したものです。

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