Illustratorにはドキュメントのリカバリに関する機能が隠されています。Contents Recovery Modeって言うのですが、事はそう簡単ではありません。何と言ってもリカバリーするのは自分自身ですから。リカバリーの知識が無いと手も足も出ないという事になります。しかしながら、わたしにはあるんですねぇwですから、困った時は呼んでみると助かるかも知れませんね。
細かい事を説明しましょう。現在のAIファイルはネイティブであるPGFファイルフォーマットとPDFのハイブリットなデータとなっています。このハイブリットというのが曲者でして、旧来のテキストベースのファイルフォーマットであればテキストエディタで開いてごにょごにょする事が可能でしたが、現在ではバイナリな部分やカスタムエンコーディングが混ざったり、圧縮ストリームが殆どだったりの状態となってしまった為、PGFに該当する部分を取り出したとしても手を加えることが事実上不可能な場合が大半です。しかし、前述のリカバリモードを実行すればPGFファイルフォーマット部分だけを抽出した上で、圧縮ストリームを展開し別名保存してくれます。あとはテキストエディタで開き、トラブルを生じさせている部分を外科的な処置で対処すると良い状態となります。
実は、この機能が搭載されたのはCS2だったりします。きっとファイルフォーマットを変更した為に苦情が山ほど来たんだろうねw